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稲庭うどんとは?独特の「手延べ」製法、発祥や歴史について解説

秋田
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稲庭うどんとは?独特の「手延べ」製法、発祥や歴史について解説

稲庭うどんとは?

稲庭うどん(いなにわうどん)は、小麦粉と塩、打ち粉にでんぷんを使用した、独特の「手延べ」製法で作られるうどんです。

秋田県湯沢市稲庭町が発祥とされています。

ひやむぎよりも少し太く、平べったい麺で、独特のつるりとしたのど越しとコシのある食感が特徴です。

稲庭うどんとは日本三大うどんの一つ

日本三大うどん
  • 香川の讃岐うどん
  • 秋田の稲庭うどん
  • 群馬の水沢うどんVS 富山の氷見うどん VS 長崎の五島うどん

独特の「手延べ」製法

稲庭うどんは、練り手綯い(てない)、伸ばし、そして干しの四つの工程を経て熟成を重ねていく、独特の「手延べ」製法で作られます。

3時間もかけて行われる「手練り」では機械ではなく人の手で練られることにより、空気穴を多く含んだ生地ができあがります。この空気穴によって、ゆであがりが早く、消化の良いうどんとなり、独特のなめらかな舌ざわりが生み出されます。

綾がけ出典:inaniwaya.com

手綯いの工程では、小巻されたうどん生地を、よりをかけながら二本の棒の間を8の字に綾がけしていきます。細く引き延ばされることにより、とてもなめらかな舌触りと喉ごし、そしてその太さからは想像もできないほどのコシが生み出されます。

これは、職人の技が光る至難の技。この作業を一人前に出来るようになるには3年必要と言われています。

職人達の心を込めた伝統の技でなければ醸し出すことの出来ない風味と品質こそ、「いなにわうどん」の命です。

稲庭うどんの歴史

稲庭うどんの歴史は古く、寛文五年(1665)までさかのぼります。

江戸時代の初期に稲庭地区小沢に住んでいた、佐藤市兵衛が、地元産の小麦粉を使って干しうどんを製造したのが始まりとされています。

稲庭町が、雄大な栗駒山をのぞむ山々に抱かれ、澄んだ空気と清冽な水に恵まれた、良質な小麦の産地であったことに目をつけたんですね。

稲庭うどんの上品な味わいは、昔から食通の方の評価も高く、佐竹の殿様も当時の贈答品等としてご利用され好評を博していました。

江戸時代の有名な紀行家、菅江真澄の著書「雪の出羽路」にも稲庭うどんは美味しいとの記述があり、当時から「知る人ぞ知る」逸品でした。

明治になってからは、もっぱら宮内省(当時)に上納され、昭和47年頃に佐藤養助がその製造技術や粉の配合を家人以外に公開するまでは、一般には食されることがなかったそうです。

稲庭うどんは秋田県を代表する産業

製造方法が昭和47年に公開された後には、家内工業から企業化され、製造量が大幅に増えることに伴い地元雇用や関連産業も増え、稲庭うどんは産業構造を変えていくものとなりました。

産地に伝わる伝統の製法を守り、稲庭うどんの普及活動のため昭和51年稲庭うどん協議会を発足させ、協議会のさらなる充実発展を目的に、平成13年秋田県稲庭うどん協同組合が誕生しました。

稲庭うどんの食べ方・入手方法

佐藤養助商店の稲庭うどん

稲庭うどんは、冷たくしても温かくしても美味しく召し上がれます。

当時は一般人は食べられなかった献上品の稲庭うどん、現在では様々な店でお取り寄せ商品としても扱われています。

稲庭家から技を受け継いで1860年に創業した佐藤養助商店寛文五年堂が有名ですね。

稲庭うどんは、茹でかたがポイントなのでお取り寄せる際は商品の作り方に沿って作ることで、極上に逸品に仕上がりますよ。

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