Kiritanpo Nabe

きりたんぽ鍋とは?欠かせない材料、発祥・由来、作り方を解説!

秋田
  • twitter
  • line
  • facebook
  • hatena
  • Pocket
きりたんぽ鍋とは?欠かせない材料、発祥・由来、作り方を解説!

きりたんぽ鍋とは?

秋田県の郷土料理で、うるち米を潰し木の棒にちくわ状に巻きつけて焼きあげる「きりたんぽ」を、地鶏や野菜と共に、比内地鶏のダシが効いた醤油ベースのだし汁で煮込む鍋料理です。

基本の具材は鶏肉、きりたんぽ、ゴボウ、マイタケ、ネギ、セリ、しらたきです。

スープのたっぷりしみ込んだアツアツのきりたんぽは、寒い冬に身も心もポカポカに温めてくれます。

米どころとして知られている秋田県の北部では、きりたんぽ鍋はどの家庭でも食べられる「おふくろの味」であり、地域の祭りや、冠婚葬祭など人の集まる時には欠かせません。

きりたんぽ鍋と相性抜群な比内地鶏

比内地鶏は、日本三大美味鶏の一つです。

日本三大美味鶏
  • 秋田県 比内地鶏
  • 愛知県 名古屋コーチン
  • 鹿児島県 薩摩地鶏

品質、価格ともに最高峰に位置付けられ、脂肪分が比較的少なく筋肉質、ヤマドリに似て淡淡泊ながら豊かな風味があります。

丁寧な飼育法が上質な味を生んでいるといいます。

古くから秋田県の県北地域で飼育され、味が良かったことから藩政時代には年貢として納めていたほどです。

1942年(昭和17年)に「比内鶏」を国の天然記念物に指定しました。

1973年(昭和48年)に秋田県畜産試験場が父方に比内鶏、母方にロードアイランドレッド種を用いて一代雑種を作った。これが比内地鶏です。

きりたんぽ鍋に欠かせないセリ

セリ

秋田では茎や葉よりも根の歯ざわりを鍋などにして味わう習慣がありました。

そのシャキシャキとした食感と独特の香りは、きりたんぽ鍋をいっそう引き立ててくれます。

根っこの部分も入れてだしに旨味を出して食感良く食すのがポイントです。

秋田のお米で作られるきりたんぽ

米の秋田を代表するブランド米「あきたこまち」は粘り気のあるモチモチした食感が好まれており、串にも巻きやすいことから、きりたんぽの原料として多く使われています。

一方、粘り気が少なくさっぱりした味の米の方が濃厚なスープに合うとして「ササニシキ」を使われることも多いです。

新米が出回る9月になると、比内地鶏は脂がのって味が引き締まり、ネギやゴボウ、キノコも旬を迎え、寒い季節に水田で栽培されるセリは香りも強く、色も鮮やとなり、きりたんぽ鍋には秋から冬にかけてが絶好の季節となるのです。

「きりたんぽ」の由来

きりたんぽ

槍の刃の先につけるカバーのことを、秋田杉の棒につぶしたご飯を巻いて焼いた形に似ていることから「たんぽ」「たっぽ」と呼ばれました。

槍の先端を綿でくるんだ稽古用のタンポ槍に似ているという説、蒲の穂の形に似ているという説もあります。

鍋に入れるときに切って入れることから「きりたんぽ」と呼ばれるようになったと言われています。

この「たんぽ」を切らずに棒に巻いたまま、味噌などのタレを付けたものを「味噌付けたんぽ」と呼び、「きりたんぽ」と鶏肉や野菜、きのこなどを入れた鍋料理を「きりたんぽ鍋」と呼びます。

きりたんぽ鍋の発祥・歴史

発祥は秋田県北部の大館や鹿角地域周辺と言われています。

冬期に狩猟を行う猟師(マタギ)が握り飯を腰に下げ一日中山野を走り、食べ残りの握り飯を野菜や山で獲った鳥と一緒に鍋に入れて煮込んだのが、きりたんぽ鍋の始まりと言われています。

炭焼きや秋田杉の伐採のために山へ入る「きこり(山子)」が重労働の際、山中で食べる保存食として「たんぽ」を食べており、それに味噌を塗って食べていたのがきりたんぽの始まりとも言われています。

残ったお米は悪くなりやすいので、棒に薄く巻きつけて表面を囲炉裏であぶって焼き、日持ちするようにしていたんですね。

1877年(明治10年)以降に鹿角に醤油が普及し始め、現在のような醤油仕立てのきりたんぽ鍋が誕生したと言われています。

1912年(明治45年)頃には「きりたんぽ鍋」が各料理屋でも提供されるようになります。

1945年(昭和20年)頃からは秋田県の名物料理として宣伝されるようになります。

1951年(昭和26年)頃からは家庭料理としても普及されるようになります。

秋田県北部の大館や鹿角地域周辺では、新米収穫後にきりたんぽ鍋を囲み、農作業の労をねぎらう習慣が現在も続いています。

きりたんぽ鍋の作り方

きりたんぽ鍋

材料

  • 鶏肉
  • きりたんぽ
  • ゴボウ
  • マイタケ
  • ネギ
  • セリ
  • しらたき

作り方

  1. 鍋にガラスープを入れ、鶏肉を入れて煮ます。
  2. スープが煮えたらゴボウ、しらたきを入れます。
  3. ゴボウがややしんなりしてきたらきりたんぽ、マイタケ、ネギを入れる
  4. 仕上げにセリを入れて30秒ほどで完成!

おうちで楽しむきりたんぽ鍋