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せんべい汁とは?南部せんべいについて、発祥、作り方・レシピを解説!

青森
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せんべい汁とは?南部せんべいについて、発祥、作り方・レシピを解説!

せんべい汁とは?

せんべい汁とは、肉や魚、きのこ、野菜などでとっただし汁に、南部せんべいを入れて煮込む、青森県八戸市の郷土料理です。

肉や魚でしっかり取ったダシに野菜やきのこの旨みが溶け込んだ汁が、パリパリと割って入れた、小麦粉と塩で作られたせんべいにじんわり滲みこんで、何とも言えない旨味を出し、さらにもっちりとした独特の食感があいまって最高に美味しい一品です。

南部せんべいとは?

南部せんべい南部せんべい

南部せんべいとは、小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を、丸い鋳型で焼いた、素朴ながらも味わい深い食べ物で、八戸地方・岩手県北地方でよく食べられています。

八戸地方において、南部せんべいは家庭に欠かせないおやつであり、八戸市周辺のスーパーやせんべい店には、様々な種類の南部せんべいが販売されています。

せんべい汁には専用のせんべい

せんべい汁には、小麦粉と塩を原料とした「おつゆせんべい」「かやきせんべい」と呼ばれるせんべいを使います。これは昭和30年(1955年)頃に汁物用に開発されたもので、煮込んでも溶けにくく、少し芯が残っていて、弾力感があるのが特徴です。「」と呼ばれるフチの部分はかためで、その食感が人気です。せんべいは一回煮込むと溶けてしまうため、おかわりのたびに新しいせんべいを入れます。

しゃぶ鍋やキムチ鍋の後に入れて煮込んだり、豚汁やいものこ汁の具材としても美味しいです。

せんべい汁の発祥

江戸時代後期、八戸では飢饉や凶作で米を食べることができなかったため、その周辺を含む南部では冷害に強い小麦や蕎麦、あわ・ひえなどの雑穀の栽培に力を入れ、それらを粉に挽いて食べる食文化が発達してきました。

そういった中で半熟焼きの麦せんべいや蕎麦せんべいが生まれました。主食やおやつにそのまま食べるだけでなく、野菜やウグイ・キジ・山鳥・蟹・ウサギなど、漁や狩りでとった獲物を具材とした汁物に、せんべいをちぎって入れて食べたことが、せんべい汁のはじまりだと言われています。

せんべい汁を食べる習慣があるのは、八戸市をはじめとする青森県の南部と岩手県北部の中のほんの一部の地域でしたが、最近は青森県内のほかの地域でも浸透してきています。

B級ご当地グルメの日本一を決める「B-1グランプリ」で、2012年にゴールドブランプリに輝きました。

せんべい汁の作り方・レシピ

野菜はお好みで白菜やキャベツなどを入れても良いです。今回はシンプルに作れるレシピを紹介します。

材料

  • せんべい汁用の南部せんべい
  • 鶏もも肉
  • ゴボウ
  • にんじん
  • しいたけ
  • 長ネギ
  • ★顆粒和風だし
  • ★しょうゆ
  • ★みりん

作り方

  1. ごぼうをささがきに、にんじんを千切りに、長ねぎを斜め薄切り、しいたけは細切り、鳥もも肉はそぎ切りにする
  2. 鍋に水を入れ鶏肉、ゴボウ、にんじん、しいたけ、長ネギの順に具材を入れひと煮立ちしたら★を入れ味をととのえる
  3. 器に盛ってせんべいを食べやすい大きさに割って入れてできあがり!