TakayamaRamen

岐阜県の高山ラーメンとは?麺とスープ、具材の特徴、発祥と飛騨の食文化について解説!

岐阜
  • twitter
  • line
  • facebook
  • hatena
  • Pocket
岐阜県の高山ラーメンとは?麺とスープ、具材の特徴、発祥と飛騨の食文化について解説!

高山ラーメンとは?

高山ラーメンとは、主に岐阜県高山市で食べられているラーメンで、岐阜県の郷土料理です。

通常のラーメンはスープ(出汁)とタレ(かえし)を別々に作ることが多いですが、高山ラーメンは、スープとタレを一緒に混ぜて煮込むのが特徴です。

高山ラーメンのスープと麺

スープは鶏ガラベースのあっさり醤油。麺は平打ちで縮れ麺、28~32%という低加水の細麺です。そのためスープがよくからみ、水分が少ないためスープをしみこませます。スープと麺との一体感が、脂分の少ないスープを物足りなく感じさせません。

高山ラーメンの具材

具はチャーシュー、メンマ、刻みネギと、至ってシンプルです。チャーシューにはどの店もバラ肉を使います。さっぱりとしたスープの脂分を補います。飛騨ネギは白い部分の長い根深ネギで甘味が強く、濃い醤油の味を引き立てます。シャキッとした食感のメンマが楽しくもう一度食べたらやみつきの逸品です。

また、普通のラーメンと比べて量が少なめなのも特徴の一つです。

高山ラーメンは、昭和初期にはじまり、高山市民に広く親しまれてきました。市内には数多くのラーメン屋さんが軒を連ねています。年越しそばにもラーメンを食べる程のラーメン好きともいわれています。

地元では、「そば」と言えば中華そばをさし、「蕎麦」を頼む場合は「生そば」または「日本そば」などと言わなければならないそう。

高山ラーメンの発祥

飛騨高山飛騨高山

高山ラーメンの発祥といわれているのは、1938年に創業した「まさごそば」です。先代店主が東京で料理修業中に中国人がつくる中華そばを学び、屋台を引いて販売した今の高山ラーメンの始まりと言われています。高山ラーメンという名前は岐阜県飛騨市神岡町の老舗土産店「老田屋」先代社長がお土産用商品として名付けたそうです。

飛騨地方の食文化

飛騨高山・宮川飛騨高山・宮川

飛騨地方には、独特の食文化があります。飛騨牛から始まり、飛騨の地酒(日本酒)も種類が多いのも特徴です。さらに朴葉の上で味噌を焼く「朴葉みそ」、あっさりしたしょう油味の「みたらしだんご」、そして高山ラーメン(中華そば)がご当地名物料理です。

その他、新鮮野菜と果物、川魚料理、飛騨そば、飛騨米、飛騨山椒、飛騨の寿司、そして野菜や山菜の野生味を生かした素朴な風味の漬物、寒さで凍ってしまった漬物を温めて食べようと生まれた家庭料理「漬物ステーキ」なども。そして、厳選した素材を使い、昔ながらの方法でつくられる飛騨の駄菓子があります。

このような食文化を生かすべく、高山ラーメンの麺に地酒を練りこみコクを出した商品や、朴葉味噌(ほうばみそ)味の高山ラーメンといった商品もあります。

おうちで楽しむ高山ラーメン
高山ラーメン
飛騨・美濃すぐれもの
¥3,240(税込)
★★★★★
★★★★★
4.75 (12件)
楽天で詳細を見る