TakoShabu

たこしゃぶとは?北海道のみずだこの特徴、食べ方、たこしゃぶの発祥を解説!

北海道
  • twitter
  • line
  • facebook
  • hatena
  • Pocket
たこしゃぶとは?北海道のみずだこの特徴、食べ方、たこしゃぶの発祥を解説!

たこしゃぶとは?

たこしゃぶとは、北海道産のミズダコの足を繊維に沿って薄くスライスし、しゃぶしゃぶのように湯通しして食べる、北海道の郷土料理です。

薄すぎない絶妙な加減でカットされたたこは、さっとお湯にくぐらすとキュッと縮まります。そのたこの食感は絶妙で、プリッとした歯応えががありながらも、しっとり柔らかく、しっかりと噛み切る事が出来き、さらにたこの甘みと風味を引き出しています。

コリコリとした心地よい歯ごたえが味を引き立て、噛めば噛むほどたこの旨みと甘みが口の中に広がっていきます。

北海道では、しゃぶしゃぶでいうとたこしゃぶ以外に鮭しゃぶやカニしゃぶ、キンキ(キチジ)しゃぶなどが郷土料理として有名です。

たこしゃぶの食べ方

たこは、くせがない素材なので、どんな野菜やキノコ類やタレとも組み合わせて食べることができます。食材を自由に選んで食べられるのでとっても楽しいですね。

えのきや水菜、大根、人参、白菜、春菊など、野菜をたっぷり入れると、ヘルシーになります。レタスを入れるのも大変おすすめです。たこと一緒に食べやすいように、千切りにするのがポイントです。たこで野菜を包んで食べると食感が楽しめます。

昆布でとっただしにスッとくぐらせ、身がキュッと軽く縮んだら食べどき。お好みでポン酢や味噌ダレをつけて食べます。

薬味は大根おろしでさっぱりと。紅葉おろしや、ゆず胡椒おろしでアクセントを加えても美味しいです。

たこしゃぶの栄養

ミズたこは高タンパク、低脂質のヘルシーな食材で、血圧を正常にする働きや肝臓の細胞を守るといわれるタウリンも豊富に含んでいます。

たこしゃぶに使うミズダコ

宗谷海峡宗谷海峡

たこしゃぶは北海道産のミズダコを使います。ミズダコは、たこ類の中で最も大きいたこで、足を広げた状態で3メートル、10キログラムもの大きさです。たこの中でも大型サイズとなる水ダコは、肉質も柔らかく、歯ざわりが良いのが特徴的です。

日本でとれるたこのうち、ミズダコは「宗谷のたこ」とも呼ばれ、北海道の稚内が日本一の漁獲量を誇ります。

日本最北端の地稚内は特大の凧が水揚げされることでも有名であり、宗谷岬とサハリンに挟まれた宗谷海峡で獲れたたこは、栄養分が豊富で水温が低い海で丸々と大きく育ったたこは、甘みが強く品質もとても良いと評判です。

大きな太いたこの足のうち、たこしゃぶ用に加工できるのは、付け根から50%程の部分のみ。

足の根元から足先へ伸びる繊維を断ち切ることが加熱しても柔らかく食べられる秘訣です。

ミズダコ

たこしゃぶの発祥

その昔、別名オオダコともいわれるほど世界でも大きな種類のミズダコは、マダコよりも身が柔らかく、その分だけ味が落ちると長年思われ続けてきました。

そんなあまりいい印象をもたれていなかったミズダコのイメージを払拭し、ミズダコの美味しさを活かして、世間にアピールする方法はないかとの思いから、味が落ちる理由として挙げられていた「ミズたこの柔らかさ」を逆手にとって、1988年にたこしゃぶが考案されました。

しゃぶしゃぶにするならミズダコが一番おいしいと言われるほど、ミズダコのおいしさを引き出す料理として浸透し、稚内の名物になっていきました。

おうちで楽しむたこしゃぶ
たこしゃぶ
日本のてっぺん〜最北明田〜
¥7,000(税込)
★★★★★
★★★★★
5 (12件)
楽天で詳細を見る