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てっぽう汁とは?材料の花咲ガニの特徴、作り方をご紹介!

北海道
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てっぽう汁とは?材料の花咲ガニの特徴、作り方をご紹介!

てっぽう汁とは?

てっぽう汁とは、カニが入った味噌汁のことで、北海道の道東地域の主に根室地方に伝わる郷土料理です。

カニを使った汁物は普通はカニ汁と呼ばれますが、北海道の特に道東ではてっぽう汁と呼びます。

ぶつ切りにしたカニの脚に箸を入れて黙々と身をほじくり出す仕草が、鉄砲に弾を詰める様子に似ているため、てっぽう汁と名付けられたそうです。

てっぽう汁に使う花咲ガニとは?

花咲ガニ

てっぽう汁にはタラバガニや毛ガニも使われますが、道東ではゴツゴツした花咲ガニを使うのが一般的です。

カニ通の間で「幻のカニ」とも呼ばれる希少なカニであり、また昆布を食べて育つことから「コンブガニ」とも呼ばれています。

ヘルシーな昆布をたくさん食べて育った花咲ガニの体には身がぎっしりと詰まっています。

その味は甘くて濃厚で、カニのうま味をたっぷりと含んでいます。

そんな花咲ガニの身や殻から出る出汁を使うだけで普通の味噌汁も大変豪華な味わいに仕上げることができます。

花咲ガニは、北海道根室市で水揚げされます。カニという名前がついていますが、正確にはヤドカリの仲間でタラバガニの近縁種です。

甲羅全体にあるトゲも花咲ガニの特徴のひとつです。

花咲ガニは千島列島等に分布しており、北海道周辺では納沙布岬から襟裳岬付近の太平洋側と根室半島のオホーツク海側に分布しています。収穫時期はカニの中では珍しく夏場で、6~9月の3ヶ月のみなので貴重な食材なのです。

花咲ガニの名前の由来は、根室の地名「花咲」から来ているという説、茹でると花が咲いたような鮮やかな朱色に変わるためとの説もあります。

てっぽう汁の栄養

カニには低脂肪高タンパク質な食材で、歯や骨の成分になり精神を安定させる働きのあるカルシウムが豊富に含まれています。

コレステロール値を下げ動脈硬化を予防するタウリンの含まれています。

殻には免疫力を高め、ガンを予防し血中脂質を減少させ動脈硬化を防ぐ働きのあるといわれるキチン・キトサンという動物性食物繊維が豊富に含まれており、サプリメントの原料にもなっています。

また、てっぽう汁に使用する味噌の主原料の大豆は、アミノ酸・サポニン・イソフラボンなどの栄養が豊富に含まれています。

サポニンは脂質の酸化を防ぎ代謝を促し、イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあり、ホルモンバランスを整え更年期障害の症状を改善し、骨からカルシウムが溶け出さないよう調節し骨粗しょう症を予防する働きがあると言われています。

てっぽう汁の時季と食習慣

北海道の道東地域では花咲ガニがとれる夏から秋にかけ、てっぽう汁が食べられてきました。

現在では冷凍されたものや、ほかの地域では冬にとれるカニを使用し、てっぽう汁を作ることもあり年間を通して食べることができます。

根室市では花咲ガニがとれる夏に毎年根室カニ祭りが開催され、てっぽう汁がふるまわれます。根室地方のイベントや祭りでも、てっぽう汁がふるまわれる機会が多いです。

てっぽう汁の作り方

てっぽう汁

材料

  • カニ
  • 長ねぎ
  • お好みの野菜
  • 料理酒
  • 味噌

作り方

  1. 鍋に水と昆布を入れてしばらくおく
  2. 鍋にカニと長ねぎとお好みの野菜を入れ火にかける
  3. 沸騰したらすぐに酒を入れ味噌を溶き入れる
  4. 器に盛って長ねぎの青い部分を加えて完成!

味噌は、カニに塩分があるので味見をしながら少しづつ加えましょう。

カニは鍋に入れてから煮過ぎないようにすることが美味しく仕上げるポイントです。

花咲ガニはお取り寄せグルメとして全国で人気です。作り方も簡単なので、ご家庭でぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

おうちで楽しむてっぽう汁