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はらこ飯とは?どこの料理?鮭の親子丼との違いや特徴、旬の時期と歴史を解説!

宮城
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はらこ飯とは?どこの料理?鮭の親子丼との違いや特徴、旬の時期と歴史を解説!

はらこ飯とは?

はらこ飯とは、炊き込んだご飯の上に脂ののった鮭の切り身と大粒のイクラ(はらこ)を贅沢にのせた宮城県亘理町(わたりちょう)の郷土料理です。

はらこ」とは成熟した鮭の卵巣をバラした状態のもので、「腹子」と書き、この地域でのイクラの方言です。

親子丼とは違うはらこ飯

はらこ飯を鮭とイクラの親子丼のように捉えがちですが、作り方も美味しさも実は全く違います。

はらこ飯は、白いご飯に鮭といくらをのせているのではなく、鮭を醤油やみりんで煮て、その煮汁でご飯を炊き上げています。鮭の旨みを含んだ煮汁で炊き上げることで、お米の一粒一粒まで美味しさが染み込み、より美味しく仕上がります。また、一般的なイクラは塩や醤油に漬け込んで食べますが、亘理では煮汁にくぐらせて味付けするのが主流です。

地域や家庭により、鮭の煮汁でさっと煮たハラコをトッピングしたり、生のまま、または湯がいてトッピングしたりと、様々です。

ちょっぴり甘めのご飯、香ばしい醤油の香り、いくらの塩味が一体になった美味しさがやみつきになります。

また、派生メニューとして、はらこチャーハン(はらこ炒飯)、はらこリゾット、はらこピッツァなどもあります。

はらこ飯の旬の時期

亘理町亘理町出典:Wikipedia

はらこ飯は9月中旬~11月下旬が旬の時期になります。秋に阿武隈川を遡上する「秋鮭」を用います。秋鮭は川を遡上するためにたっぷりと脂を蓄えているので、取った出汁には脂がのってとても美味しいのです。

はらこ飯は、亘理町にある飲食店や旅館などでは、例年9月の上旬頃より味わうことができます。特に美味しいのは9月の中旬から10月の半ば頃のものだといわれています。旬の時期になると、スーパーマーケットや道の駅などでお持ち帰り用の丼や弁当でも売られています。

また、春から夏にかけて旬である宮城県産の銀鮭を使用することもあります。

白鮭類の漁獲量は全国トップクラスの宮城県

宮城県には北上川鳴瀬川阿武隈川をはじめとする大小さまざまな河川があり、毎年秋になると鮭が産卵のために遡上します。そのため、白鮭類の漁獲量は全国トップクラス。100年以上も前から人工ふ化放流事業を行うなど、鮭を守り育ててきた歴史もあります。現在も県内に20ヶ所のふ化場があり、増殖と資源保護の努力が続けられています。

はらこ飯の歴史

亘理亘理

亘理地区には一級河川の阿武隈川があるため、昔から漁業が盛んで、はらこ飯は漁師の祝い飯として食されていました。 阿武隈川の鮭は品質が良く、古くは将軍家にも献上していました。

江戸時代、宮城県亘理町を時の領主・伊達政宗が訪れた際、地元の漁民たちがはらこめしを献上したところ、ことのほか喜び、帰ってから側近などにそのおいしさを吹聴したと言い伝えられています。

明治時代には荒浜の飲食店で提供されるようになります。今や全国にその名を知られるまでに成長しましたが、それでも旧来と同じように親から子へ、各家庭の伝統の味は着実に受け継がれています。

10月8日ははらこ飯の日

亘理町荒浜地区の、はらこ飯の美味しさを全国の人に知ってもらうために、10月8日を「はらこめしの日」ととして記念日にしました。

10月8日としたのは、10月は阿武隈川に鮭が上ってくる鮭漁の解禁の月で、8日の8は「はらこ」の「は(8)」であり、イクラの粒を縦に並べると数字の8に形が似ていることからです。

おうちで楽しむはらこ飯