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吉田のうどんとは?なぜコシが強い?具材は?その歴史、食べ方を解説!

山梨
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吉田のうどんとは?なぜコシが強い?具材は?その歴史、食べ方を解説!

吉田のうどんとは?

吉田のうどんとは、硬い麺が特徴の山梨県の富士吉田市の郷土料理です。

歯ごたえのあるコシがとても強くて硬い麺が吉田のうどんの最大の特徴です。噛めば噛むほど素材と出汁の旨みを楽しめます。

うどんの具材は、細めに切った茹でキャベツや油揚げ、甘辛く煮た馬肉が用いられることが多く、トッピングにきんぴらごぼうを入れることもあります。

うどんの汁は煮干出汁、椎茸の出汁がよく用いられ、醤油や味噌などで味付けをします。

食べる時は、「すりだね」と呼ばれる、赤唐辛子をベースにゴマや山椒を加え油で炒めた薬味が欠かせません。

なぜ馬肉?

馬は富士登山や農耕用として身近な存在であり、古くから富士吉田周辺では馬肉の食文化があります。地域の肉屋やスーパーでも馬肉が入手でき、馬刺しや馬もつ料理は家庭の食卓にもよく並びます。

なぜキャベツ?

土地がやせており冷涼な地域のため野菜を育てるには不向きであったため入手しやすいキャベツを使用したと言われています。

茹でたキャベツはコシが強い麺と一緒に食べるとやみつきになる食感で、消化を助けるビタミンを含み、胃にも優しいトッピングです。

吉田の発祥・歴史

新倉山浅間公園新倉山浅間公園

粉食中心の食生活

富士吉田市地域は標高約700m~900mの場所に位置し、冷涼な気候と溶岩地、火山灰土の地理的条件から稲作に適していません。そのため、畑作が中心で小麦、粟、ひえ、ろこしなどの雑穀類の栽培を行っていた為、それを粉にして、うどん、ほうとう、すいとん等に野菜を入れて煮込んで食べていました。この粉食中心の食生活がうどん文化の基盤となっていると考えられます。

コシの強い麺の文化的背景

この地域は絹織物が盛んで、女性が織物をして、男性は行商をし、家にいる間はその絹糸に触れる女性の手荒れに気を使い、力の強い男性がうどんを打ち、食事として用意したためにコシの強いうどんが生まれたと言われています。

仕事の合間の短い時間で食べられ、尚かつ腹持ちが良いうどんを作るため力まかせにうどんを練るため、歯ごたえのあるコシのあるうどんが主流になっていきました。この食文化のなかで東京や大阪などから織物を買付にくる問屋さんなどにうどんを提供し始めるようになるとたちまち人気となり、繊維業の傍ら、うどんで商売を始める人たちが徐々に増えていき、これが吉田のうどんの始まりとなりました。

吉田のうどんの食べ方

吉田のうどんは、結婚式やお正月など様々なお祝い事の日に食べられる縁起の良い食べ物で、今でも人寄せの締めくくりにはうどんが必ずといって出てきます。その際には、手元のお椀に入った煮干や椎茸出汁の醤油味の温かい澄まし汁につけて食べるつけ麺方式が多いです。お店では冷たい麺に冷たい汁を皿に満たした冷やし、温かい汁に冷たい麺をつけて食べるつけ麺で食べられます。

おうちで楽しむ吉田のうどん